ロールスクリーン

ロールスクリーンは、スクリーンを本体に内蔵されたスプリングによって巻取り昇降させます。
巻取り方式が
プルコード式チェーン式の2つに大きく分けられます。
値段はどちらも変わりませんので、用途とお好みに合わせてお選びください。

ロールスクリーンの注意するべき点は、スクリーンを横につなぎ合わせることが出来ないので基本的にスクリーンの企画幅、製作可能寸法が200cmまでであることがほとんどです。
もちろん、それよりか広いスクリーンも存在するのですがかなり数が限られてきてしまいます。
1間半(270cm位)ある窓の場合、2台に分ける必要が出てきます。
もっとも、個人宅でこのような窓につける場合2台に分けた方が使い勝手が良い場合が多いです。

また、本体のロールを横から挟み込むような形になっているためスクリーンの幅より大体1.5cm位本体が左右に出てしまいます。
つまり、窓枠にロールスクリーンを収めようとした場合、窓枠とスクリーンの間が
両サイド1.5cm位ずつ開いてしまいます。
よって、寝室など光りを遮りたいと言った場合は窓枠の外に窓全体を覆うような形で取り付けなければなりません。
また、2台を並べて取り付ける場合も本体と本体の間に合計3cm位のすき間が出来てしまうことに注意してください。
 

プルコード式 チェーン式
プルコード式は、下ろすときにはそのままスクリーンを引き下げ、巻き上げるときには名前の通り1度コードを少し下に引き下げるとロックが外れ、スプリングの力で自然と巻き上がっていきます。

以前の製品は、巻き上げるとき手を離してしまうとスクリーンが勢いよく巻き上がっていきすぎて、バーが巻き込まれるぐらいの衝撃があった物です。
その様子を擬音であらわすと、
シュルルルルル・・・・・・バッシャ〜ン!!と、いった感じでした。
                                          (わかります?)
しかし、今の製品はかなり改善されほとんどそのようなことは無くなりました。

製品によっては、巻き上がる直前ちょうどドア・クローザーのようにブレーキがかかり最後はゆっくりと巻き上がる製品や、スクリーンの巻き上げられる高さを調節できる製品もあります。
つまり、半分
の高さを設定すれば半分の高さでスクリーンが止まると言うことです。
                                          ・・・・・便利になったものです。

一方、
チェーン式の方は輪になったボールチェーンが本体についており、そのチェーンを回すことによってスクリーンを昇降させる機構です。
基本的に、本体に組み込まれたスプリングの力でスクリーンを巻き取っているためチェーンを操作すること自体にはそれほど力を必要としません。

操作は左右どちらでも指定できます。


では、どちらの操作方法がいいのか?ですが、
プルコード式のメリットはスクリーンにちょっとヒモが付いているだけなので見た目がスマートだと言えます。
ですので、
小窓やお部屋の中をスッキリと見せたい!と言う人にお奨めです。

デメリットは、スクリーンを引き出さなければならないため床ギリギリまで下げたい、といった場合上げ下げするたびにかがまないと操作できません。
逆に高所に取り付ける場合、ヒモを長くしておかないと背の小さな人は届かなくなって操作できなくなってしまいます。
また、スクリーンの高さを微調整するのが難しいので横に2連、ロールスクリーンを並べて使いたいといったときも同じ高さに出来づらいため不向きだと思います


チェーン式のメリットは、プルコード式のデメリットをうまく補間したような感じです。
まず、チェーンをまわすだけなので
操作が簡単!これに尽きると思います。
床まで下ろす場合もかがむ必要はありませんし、高所に取り付ける場合もチェーンを長くすればいいだけです。
狙った場所にスクリーンを止めることも容易なので、幅の広い窓に2連でつける場合も同じ高さで止めることが出来ます。


デメリット
は、なんと言ってもチェーンが本体の脇に付いてしまうということです。
チェーンのストッパーの関係でスクリーンと同じくらいの長さのチェーンがつきます。
このチェーンが気になるかは人それぞれだとは思いますが、窓際をスッキリと納めたいと言った人には不向きだと思います。
本体もチェーンの分だけ横に広がるので例えば、どちらかにチェーンが付いたほうがプルコードに比べるとさらに約1cm位すき間が開いてしまいます。

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